要約
インストールした debian も、当初の「借りてきた猫」状態を脱し、ようやく「自分のもの」になってきたので、E17 をインストールしてみた。- 作業日
- 2009年10月3日
- マシン環境
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- CPU: Intel Pentium III 800MHz
- メモリ: 128MB
- ディスク: FUJITSU MAH3182MP 18.3GB
参考文献
- E17 User Guide/Installing from Source Repository
- E17 User Guide/Scripts for automated CVS installation
- easy_e17.sh
必要なパッケージ
E17 のビルドに必要な EFL は上記参考文献の中でも微妙に異なっている。今回は easy_e17.sh で定義されているものを使った。このスクリプトの中では以下のように定義されている。
efl_basic="eina eet evas ecore efreet e_dbus embryo edje esmart"モジュールや他のアプリケーションをビルドするならもっと必要になるが、E17 をビルドするだけならこれだけでよい。このライブラリをこの順序でビルドしていく。
ソース自体はまだ svn リポジトリの中なので、以下のコマンドでダウンロードした。
svn co http://svn.enlightenment.org/svn/e/trunk/パッケージ名このコマンドは EFL だけではなく、アプリケーションでも同じである。 たとえば、
svn co http://svn.enlightenment.org/svn/e/trunk/einaのように実行する。このようにして、必要なソースツリーをチェックアウトする。
作業内容
インストール先は /opt/e17 とする。そのため、autogen.sh に --prefix=/opt/e17 というオプションを付ける。
なお、インストール先が標準的な場所ではないので、作業前に PKG_CONFIG_PATH 環境変数と PATH 環境変数を以下のように調整しておく必要がある。
export PKG_CONFIG_PATH="$PKG_CONFIG_PATH:$install_path/lib/pkgconfig" export PATH="/opt/e17/bin:$PATH"
ビルド手順は以下のとおり。
各ソースのディレクトリに移動してから $ ./autogen.sh --prefix=/opt/e17 $ make $ su # make install # /sbin/ldconfig(今回は要らないような気もするが、念のため)
あとは「GDM から選択できるセッションを増やす」に書いたやり方で GDM から選択できるようにすればいい。
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