2009年10月3日土曜日

Enlightenment E17 のインストール

要約

インストールした debian も、当初の「借りてきた猫」状態を脱し、ようやく「自分のもの」になってきたので、E17 をインストールしてみた。
作業日
2009年10月3日
マシン環境
  • CPU: Intel Pentium III 800MHz
  • メモリ: 128MB
  • ディスク: FUJITSU MAH3182MP 18.3GB

参考文献

必要なパッケージ

E17 のビルドに必要な EFL は上記参考文献の中でも微妙に異なっている。今回は easy_e17.sh で定義されているものを使った。このスクリプトの中では以下のように定義されている。

efl_basic="eina eet evas ecore efreet e_dbus embryo edje esmart"
モジュールや他のアプリケーションをビルドするならもっと必要になるが、E17 をビルドするだけならこれだけでよい。このライブラリをこの順序でビルドしていく。

ソース自体はまだ svn リポジトリの中なので、以下のコマンドでダウンロードした。

svn co http://svn.enlightenment.org/svn/e/trunk/パッケージ名
このコマンドは EFL だけではなく、アプリケーションでも同じである。 たとえば、
svn co http://svn.enlightenment.org/svn/e/trunk/eina
のように実行する。このようにして、必要なソースツリーをチェックアウトする。

作業内容

インストール先は /opt/e17 とする。そのため、autogen.sh--prefix=/opt/e17 というオプションを付ける。

なお、インストール先が標準的な場所ではないので、作業前に PKG_CONFIG_PATH 環境変数と PATH 環境変数を以下のように調整しておく必要がある。

export PKG_CONFIG_PATH="$PKG_CONFIG_PATH:$install_path/lib/pkgconfig"
export PATH="/opt/e17/bin:$PATH"

ビルド手順は以下のとおり。

各ソースのディレクトリに移動してから
$ ./autogen.sh --prefix=/opt/e17
$ make
$ su
# make install
# /sbin/ldconfig(今回は要らないような気もするが、念のため)

あとは「GDM から選択できるセッションを増やす」に書いたやり方で GDM から選択できるようにすればいい。

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