2009年10月27日火曜日

OpenOffice.org 3.1.1 のインストール

要約

そろそろ年賀状の心配をしなければならない季節になったが、Debian 5.0.3 "lenny" にインストールされている OpenOffice.org 2.4 は縦書きの文字が表示されないというバグがあるらしい。実際にそういう現象が発生した。

Debian のパッケージには、それ以降のバージョンのパッケージが無いようなので、OpenOffice.org のサイトからダウンロードしたパッケージをインストールしてみた。

必要なパッケージ

参考文献

作業内容

既存パッケージの削除

最初、もともと入っていた OpenOffice.org 2.4 を削除せずに、OpenOffice.org 3.1.1 をインストールしたら、処理上はインストールされたように見えたのだが、実際はなにもインストールされていなかった。

そこでまず、既存の OpenOffice.org 2.4 を何とかして削除する。ついでにうまくインストールされていなかった 3.1.1 の分も削除する。以下のコマンドは少々あやふや。

$ sudo aptitude purge openoffice.org
$ sudo aptitude purge ~ooobasis3.1*
$ sudo aptitude purge ~nopenoffice.org-*
削除する時は "-s" オプションを併用して、事前に確認した方がいいと思う。

JAVA ランタイム環境のインストール

次に JAVA ランタイム環境をインストールする。

$ sudo aptitude install openjdk-6-jre openjdk-6-jre-headless openjdk-6-jre-lib

OpenOffice.org 3.1.1 のインストール

それから OpenOffice.org 3.1.1 をインストールする。

$ tar xvzf OOo_3.1.1_LinuxIntel_install_ja_deb.tar.gz 
$ cd OOO310_m19_native_packed-1_ja.9420/
$ cd DEBS/
$ sudo dpkg -i *
$ cd desktop-integration/
$ sudo dpkg -i openoffice.org3.1-debian-menus_3.1-9420_all.deb
これでインストール作業は完了。

フォントの置換

OpenOffice.org 3.1.1 で使われているデフォルトのユーザーインタフェース用フォントは多少見づらいので、フォントの置換機能を使って別のフォントに置き換えてみる。

メニューバーの「ツール(T)」「オプション(O)...」とたどり、オプションの設定ダイアログを出す。ダイアログが出たら、左側のツリーから「フォント」を選ぶ。

次に右側のパネルにある「置換テーブルを使う(A)」をチェックする。そしてその下の「フォントの種類(F)」 のテキストエリアに Andale sans UI と入力する。さらにその右側にある「置換候補(P)」 のテキストエリアに、代わりに使用するフォントをプルダウンメニューから選択する。そしてその右側にあるチェックボタンをクリックする。するとその下にあるリスト領域に登録される。

最後に、そのリスト領域の左端にある「常に」のチェックボックスをクリックしておく。

これでたしかにフォントは変化するのだが、設定パネルでアンチエイリアスを有効にしてあるにしては、ビットマップフォントのような印象を受ける。

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